ギャルマインド×横浜市役所 デジタルの専門職が業務の自分ごと化に向けて、未来の横浜を考えるプログラムを実施
【実施目的・背景】
“デジタルの恩恵をすべての市民、地域に行きわたらせ、魅力あふれる都市をつくる”を基本目標とし、横浜のDX化を推進している横浜市役所デジタル統括本部様。
デジタル統括本部に所属するデジタルの専門職の皆さんは、システムの保守や基盤管理をはじめ、事業所管課の伴走支援などが業務の多くを占めています。しかし横浜市のDXをさらに推進していくには、専門職も自らが「どんな横浜をつくりたいか?」という未来像を描き、その実現に向けて持っているデジタル知識や技術を活用する発想が不可欠です。
一方で、行政という組織の特性やこれまで続いた保守的な業務体制もあり、専門職の一人ひとりが主体的に意見やアイデアを出し合う風土が十分に整っていないという課題がありました。
そのような課題に対する取り組みとして、以下の2点を目的に「ギャル式ブレスト®︎※1」をご提案しました。
- 自分起点でのコミュニケーション土壌の構築を行うこと
- 横浜市役所職員として、市の未来を“自分ごと”として捉えられるヒントを持ち帰っていただくこと
※1 CGOドットコムが独自に開発したフォーマットを使用し、新たな可能性の「タネ」を発見、そしてカタチに落とし込むプログラムです。ギャルの直感的で忖度のないコミュニケーション方法を体験できます。
【実施内容】
今回は「未来のワクワクする横浜って〜??」をテーマに設定。
“ワクワク”というキーワードを軸に据えることで、参加したデジタルの専門職がポジティブに、そして自分らしい視点から未来を描くための環境づくりを目指しました。
プログラム冒頭では、「自分軸・直感性・ポジティブ思考」の3要素からなるギャルマインド※2についてのインプットを実施。
自分の感性を大切にしながら自由に発言しやすい空気づくりを行いました。
※2 CGOドットコムでは、ギャルマインドについて「自分軸・直感性・ポジティブ思考」という3つの要素で構成されているものと定義しています。
プログラムでは、まず担当者より横浜市が目指す未来像や現状についてインプットを実施。
その後、参加者は一横浜市民として「横浜市の魅力ってなんだろう?」という視点からブレストを行い、思い思いに意見を交わしました。
続いて、自分自身がワクワクする未来の横浜をイメージしながら、直感ベースのアイデア出しを実施。役職や肩書きを超えて、自由な発想が飛び交う時間となりました。
最後は、CGOドットコムが独自に設計したワークシートに、「ウチだけの横浜の未来」をアウトプット。横浜の“らしさ”と自身の仕事のつながりを重ね合わせる中で、
「市庁舎をズートピアにして皆が楽しめるスポットにする!」
(VRで動物と触れ合って、その動物とテニス対決ができるスペースを市庁舎に作る)
「みんながバンクシーになって、街全体でラクガキアートフェスをする!」
(横浜市を市民参加型のアートの街にすることで観光スポットにする)
「横浜全体をブルーに染めたい!」
(横浜市全体で青いイルミネーションを実施する)
といったような、個人の感性と未来ビジョンが融合したアイデアが次々と生まれました。
【実施結果】
プログラム終了後、参加者に向けて実施した定量評価では、実施満足度【8.0/10(点)】という高い評価を獲得。また実施後のアンケート調査では、以下のようなポジティブな声が集まりました。
「思考の枠を破る練習になりました」
「楽しく新しい発想を生み出す手法として、ギャル式ブレストを面白く体験することができ、非常に満足でした」
「他者へのリアクションや自分の軸で考えることなど、今後に生かせそうだと感じた」
「非常によかったので、今度はデジタル職に限らずやって欲しいです」
今回の取り組みを通し、ワークを通じて、市が掲げる目標と自らの業務との接点を見出し、未来像を主体的に考える姿勢が育まれました。
デジタルに対する前向きな捉え直しを行うことによって、デジタルを起点とした組織横断的な意識醸成の可能性を見出すことができました。
横浜市役所ご担当者さまからのコメント
「行政とギャル式ブレストの掛け合わせは、大きな化学反応を起こしてくれました。
会場でブレストが始まると、参加者の姿勢や発想がどんどん変化していくことが感じられました。いつもは“誰かのため”に尽力することが多い専門職が、“自分軸”で考え、発信する経験をしたことは、今後の行動や発想の転換につながるターニングポイントになったと思います。」
今後もCGOドットコムではより良い未来の実現に向けて、私たちができることを考え、実行・サポートしていきます。
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